「先払い買取サービス」という言葉を聞いたことがありますか?
即日現金化できるだけではなく、金融ブラックでも利用できると話題になっています。
ただし、先払い買取は金融庁が注意喚起するほど危険な側面を持ち合わせています。
「先払い買取」現金化に要注意
今回は、先払い買取業者の中でも比較的新しい「さくらチケット」について、最新情報や口コミなどを詳しく解説します。
大きなトラブルに巻き込まれたくない方は、本記事でさくらチケットの詳細を把握しましょう。
すでに困っているという方や今すぐ相談したい方は、下記のように実績のある専門家へ相談してみてください。
先払い買取のさくらチケットの最新情報
さくらチケットは、商品券やギフトカード、収入印紙などを対象に先払い買取サービスを提供しています。
スマホ1つで簡単に申し込め、利用できるのは非常に便利な印象がありますが、実際安全に利用できるサービスなのでしょうか。
さくらチケットの最新情報を確認していきましょう。
会社情報
先払い買取業者であるさくらチケットの会社情報は、次の表のとおりです。
運営者 | 株式会社ディライト |
種別 | 先払い現金化 |
代表者 | 不明 |
住所 | 北海道札幌市中央区南2条西7-1-5 2・7ビル2F |
電話番号 | 011-600-6323 |
営業時間 | 10:00〜17:00 定休日:土曜日・日曜日・祝日 |
公式サイト | https://sakuraticket.com/ |
会社情報を確認すると情報が記載されており、一見適切に運営されているサービスのように見えますが、鵜呑みにするのは危険です。
株式会社ディライトを全国法人リストで検索すると同名の会社はいくつかありましたが、住所が一致する会社は見つかりませんでした。
さらに、住所から検索しても会社のホームページや会社情報のわかるものは見つかりません。
そもそも適切に運営されている会社なのでしょうか。
掲載されている情報は会社情報として不十分であり、会社もサービスも信頼に値するとは言えないでしょう。
実態
さくらチケットは、最短10分で査定、来店不要、即日振込をうたっており、魅力的に感じる方もいるでしょう。
しかし、公式サイトでPRされている言葉だけを鵜呑みにしてはいけません。
さくらチケットの先払い買取プランの買取率は60%です。つまり、手数料は40%です。
40%という法外な手数料を計算すると、違法金利になります。
貸金業者の一般的な金利は年15%から20%であり、さくらチケットの手数料が非常に高いことがわかるでしょう。
中身は闇金と同じ
さくらチケットの先払い買取は、買取とうたってはいるものの商品の受け取りをしないまま融資を持ちかけています。
つまり、やっていることは貸金業者と変わりません。
さくらチケットは、金融庁への貸金業登録が必要です。
しかし、さくらチケットは金融庁の公式サイトで検索をかけても見つかりませんでした。
未登録は、闇金に該当します。
違法な金利を手数料という言葉でわからないように提示していることもあわせると、さくらチケットは、危険な闇金業者である可能性が非常に高いでしょう。
古物商許可は?
中古の品物や商品券などを買い取る場合、一般的に下記の条件を満たす必要があります。
- 各都道府県の公安委員会から古物商としての許可を得ること
- 登録番号をサイト上に表示すること
さくらチケットの公式サイトには、「北海道公安委員会 第101010002091号」と記載があります。
サイト上に公開されており、一見条件を満たしているようにみえますが事実は異なりました。
北海道公安委員会のサイトで調べましたが、登録されているはずの番号は確認できませんでした。
さくらチケットは、見た目がよく見えるように虚偽の古物商登録番号を掲載している可能性が高く、悪質な業者であると言わざるを得ません。
口コミ評判
さくらチケットの実態は、会社が適切に運営されているのかわからないうえ、虚偽の古物商登録番号を記載している闇金業者の可能性が高いことが判明しました。
すでに利用した方はいるのでしょうか。
よい口コミと悪い口コミの両方を確認していきます。
いい口コミ
さくらチケットのよい口コミを検索すると、次のような口コミが見つかりました。
正直に言えば誰でも通るんじゃない?
引用元:さくらチケット公式サイト
さくらチケット公式サイトに口コミが掲載されていましたが、出どころがわからず信用できる口コミとはいえませんでした。
また、さくらチケットは審査が甘いような口コミが掲載されていましたが、こちらも匿名性の高い掲示板であるためすべて鵜呑みにするのは危険でしょう。
いずれにしても、さくらチケットが安心して利用できることを証明する口コミは見つかりませんでした。
どの口コミも信ぴょう性が高いとは言えず、さくらチケットの安全性を証明するのは困難です。
このような状況でさくらチケットのサービスを利用するのは避けた方がよいでしょう。
悪い口コミ
インターネットで検索すると、次のような口コミが見つかりました。
さくらチケットを実際に利用して、よくない点を評価している口コミは見つかりませんでした。
比較的新しいサービスなので、まだ利用者が少ないことが予想されます。
しかし、まともな業者ではない可能性が高く、今後は口コミにあるようにあえて利用させておいて非常に悪質な取り立てや嫌がらせをする計画なのかもしれません。
審査が甘いからと利用すると、後々想像以上のトラブルに巻き込まれる可能性が高いです。
さくらチケットの悪い口コミが少ないからと安易に利用を始めるのは悪手です。
トラブルに遭いたくない方は、安易に利用をはじめないでください。
すでに悪質な取り立てや嫌がらせなどに悩まされている方は、早急に下記のような専門家へ相談することをおすすめします!
利用したらトラブルに?
さくらチケットのように怪しい業者を利用すると、トラブルに巻き込まれることがあります。
怪しい業者を利用した場合の代表的なトラブル
- 怖い取り立て
- 鳴り止まない着信
- 個人情報流出の可能性
- 嫌がらせ
それぞれ細かくみていきましょう。
怖い取り立て
怪しい現金化業者のなかには、怖い取り立てをおこなう業者も数多く存在します。
暴力や脅迫を伴う取り立て、深夜や早朝の取り立て
利用者が恐怖を感じるような取り立ては禁止されていますが、悪質な業者はルールを守らないケースが多いです。
少額の利用でも厳しく取り立てされ、毎日取り立ての恐怖に怯えながら過ごすことになる可能性もあります。
鳴りやまない着信
さくらチケットを利用すると、絶えず鳴りやまない着信に悩まされる可能性があります。
日常的な利用に支障をきたすだけではなく、家族や職場に利用が発覚し、最悪仕事を失うことも。
個人の携帯電話だけでなく、自宅や職場にまでしつこく電話をされるケースもあります。
個人の携帯番号を変える程度では逃げられないのです。
また、着信拒否をしたところで、悪質な業者は電話番号を変えて連絡してくるのであまり意味がありません。
昼夜を問わず電話が鳴りやまないことへの心理的ストレスは、相当なものでしょう。
個人情報流出の可能性
怪しい業者と取引をすると、個人情報を流出させられる可能性があります。
審査の名目で取得した個人情報は、ほかの闇金や悪徳業者に売られることがあります。
氏名、生年月日、勤務先などすべて売られます。
個人情報の流出を甘くみてはいけません。
流出したことが原因で、新たな詐欺被害に遭うケースもあります。
聞き馴染みのない業者に個人情報を求められた際は、信頼のおける業者かどうか事前に確認するようにしましょう。
実態を確認したところ、さくらチケットは信頼のおける業者とはいえません。
嫌がらせ
怪しい業者は、嫌がらせもおこないます。
なかでも、家族への嫌がらせはよくあるトラブルの一つです。
嫌がらせを受けた結果、家族が恐怖を感じて今までの生活ができなくなったり、最悪の場合家族が崩壊してしまうこともあります。
無関係な家族への嫌がらせは、利用者本人も家族も非常に疲弊します。
簡単にはやめてくれないので、はじめからサービスを利用しない方が賢明です。
すでに、トラブルになりかけている、トラブルに遭っているという方は下記専門家へ相談してみてください。
高い金利で借金が膨らむ
さくらチケットのような業者と取引をすると、さまざまなトラブルに巻き込まれる可能性があります。
代表的なトラブルに加え、高金利により借金が膨らんでしまうトラブルもよく起こります。
なぜ借金が膨らんでしまうのか、原因を確認しましょう。
返しているのは利子ばかり
「少額しか利用していないのに気づいたら借金が大きく膨らんでいた。」
これは、金利の高さが原因です。
金利が高く借金が膨らむと、返済しているのが利子ばかりになるケースがあります。
利子ばかり返していても、元金が減らないため借金は減りません。
利子ばかり返済しているのは、お金を搾取されていることと同じです。
また、膨らんだ借金を返済するために新たな闇金からお金を借りて返済する方もいますが、いずれ破綻するのでやめた方がよいでしょう。
違法な闇金に支払い義務はない
借りたお金はなんでも返さないといけないわけではありません。
返さなくてよいお金もあるのです。
違法な金利で貸付している闇金への返済義務はありません。
闇金の設定金利は、利息制限法や出資法に違反しているため返済する義務がありません。
闇金が設定する高すぎる金利に、法的効力は認められていません。
また、借りた元金も返済する義務はありません。
民法708条では、不法な原因のために給付したものはその給付したものの返還を請求できないと定められています。
さらに、最高裁判所も闇金のお金は返済しなくてよいと認めています。
最高裁判所は、闇金の行為を反倫理的行為であり、不法原因給付(民法708条)に当たると判断しています。
闇金まがいの業者からの借入は返済する必要がなく、闇金まがいの業者も本来は元金を請求できません。
闇金の取り立てをゼロにするには
違法である闇金から借りたお金は返済する必要がないことがわかりました。
しかし、返済をしないと1日に何十回も電話をかけてきたり、悪質な取り立てに遭うケースが非常に多いです。
そこで、闇金からの悪質な取り立てや嫌がらせをゼロにする方法を紹介します。
法律の専門家に相談する
闇金まがいの業者からの取り立てや嫌がらせをゼロにしたい方は、法律の専門家へ相談してください。
たとえば、先払い買取や後払い現金化業者への実績やノウハウが豊富な専門家へ相談すれば、適切な対処法や法的なアドバイスをもらえます。
プロが味方になってくれることほど、心強いことはないでしょう。
実績やノウハウのない専門家へ相談しても、適切なアドバイスを受けられない可能性があります。
また、警察に相談する方法もありますが、警察は原則民事不介入なので注意だけで終わってしまうケースもあります。
そのため、悪質な取り立てや嫌がらせなどすべての解決を望むのであれば法律の専門家に相談するのが賢明です。
専門家が交渉してくれる
専門家へ依頼すれば、悪質な業者との交渉は専門家がおこなってくれます。
利用者本人が交渉しても問題はありません。しかし、専門的な知識が足りないことが多く、悪質な業者からの交渉で被害が拡大するケースもみられます。
個人で交渉することには限界があり、現状維持どころか悪化する可能性もあります。
その点、ノウハウのある専門家に依頼すれば、安心です。
被害を最小限にし、ストレスや手間をかけずに解決したい方は専門家へ相談しましょう!