先払い現金化は、その日に現金が手に入るため注目を集めています。
しかし、現金が手に入ることだけに注目してしまい、実態を把握している方は多くありません。
実際、先払い現金化を利用すると、危険な目にあう可能性が高いです。
金融庁も先払い現金化への注意を促しています。
「先払い買取」現金化に要注意
今回は、その中でも話題となっている後送りシステム(先払い)の買取キングについて、最新情報や口コミなどを詳しく解説します。
買取キングは金融ブラックでも利用できる一方で、利用後にさまざまなトラブルに巻き込まれる人が増えています。
そのため、買取キングは新しい形の闇金と言えるでしょう。
利用を検討している方は、危険な目にあわないようにぜひ一度本記事に目を通してください。
また、すでに利用していて困っているという方は、下記のような実績のある専門家へ相談しましょう!
後送りシステム(先払い)の買取キングの最新情報
買取キングは後送りシステム(先払い)を利用して、即日現金化をうたっているサービスです。
後送りシステムは、商品の買取が決まった時点で現金が振り込まれるシステムです。
詳しく知らない方のためにも、買取キングの最新情報を解説します。
会社情報
まず、会社情報を確認していきましょう。
運営者 | 買取キング運営局 |
種別 | 先払い現金化 |
代表者 | 不明 |
住所 | 東京都江戸川区西小岩2-12 |
電話番号 | 03-6823-2830 |
営業時間 | LINE登録:24時間受付中 問合せ対応:10時~18時 |
公式サイト | https://kaitoriking.main.jp/a4 |
運営者は買取キング運営局となっていますが、詳細は不明で適切に運営されている会社なのかは不明です。
また、住所についても検索しましたが、検索結果には賃貸物件が表示されるのみで、会社情報はヒットせず、実際に会社があるのかもわかりませんでした。
情報量が非常に少なく、会社情報としては不十分であり、信頼に値するとは言えないでしょう。
実態
買取キングは、金融ブラックでも利用でき、最短10分で現金が振り込まれるようです。
在籍確認もないため、とても便利な印象を与えます。
しかし、買取率は最大で60%です。
即日現金化できるので買取率60%でも魅力的に感じるかもしれませんが、手数料40%は高すぎます。
「最低」でも40%かかるということは、手数料が50%、60%とどんどん高くなる可能性もあります。
さらに言えば、買取とうたってはいるものの、商品の受け取りをしないまま融資を持ちかけているため、実際にやっていることは貸金業者と変わりません。
そのため、本来であれば金融庁への貸金業登録が必要です。
しかし、買取キングは金融庁の公式サイトで検索をかけても見つかりません。
未登録ということは、闇金に該当します。
実際に商品の買取をせずに融資を持ちかけてくる買取キングは、危険な闇金業者である可能性が高いでしょう。
また、中古の品物や商品券などを買い取る際は、一般的に古物商として各都道府県の公安委員会の許可が必要で、サイト上に表示する義務があります。
しかし、買取キングの公式サイトには古物商許可番号は掲載されていません。
その点からも、買取キングは闇金同様の怪しい業者と言えるでしょう。
口コミ評判
実態を確認すると闇金業者と言える買取キングですが、実際に利用した方の口コミや評判はどうなのでしょうか。
よい口コミと悪い口コミ、両方確認していきましょう。
いい口コミ
買取キングのページに、よい口コミが掲載されていました。
いずれもよいことしか書いておらず、批判的な意見は一切ありませんでした。
公式サイト以外ではよい評価は見つからず、公式サイトが掲載しているよい口コミの信ぴょう性は低いと言えるでしょう。
悪い口コミ
インターネットで検索すると、下記のような口コミが見つかりました。
>>451 ハンズとキングは携帯じゃなくて会社にも普通にしてくる
買取キングは、公式サイトで公開しているような会社ではないことがわかる口コミが多い印象でした。
たとえば、在籍確認なしをうたっているのに会社にまで頻繁に電話をしてくることは、非常に悪質だと言えます。
他にも、審査が否決になっていることが多いという口コミも見られました。
匿名性の高い掲示板による口コミなのですべてを鵜呑みにするのはいけませんが、いずれにしても怪しい業者であることに変わりはないでしょう。
トラブルに巻き込まれたくない方や、危険な目に遭いたくない方は、買取キングの利用を控えた方が賢明です。
また、口コミと同じように困っている方は、早急に専門家へ相談することをおすすめします。
利用したらトラブルに?
怪しい業者や違法な業者を利用すると、さまざまなトラブルに巻き込まれる可能性があります。
代表的なトラブル
- 怖い取り立て
- 鳴り止まない着信
- 個人情報流出の可能性
- 嫌がらせ
それぞれ細かくみていきましょう。
怖い取り立て
怪しい業者や違法な業者を利用すると、怖い取り立てに遭うケースがあります。
具体的には、暴力や脅迫を伴う取り立て、深夜や早朝の取り立てなどです。
恐怖を煽るような取り立ては本来禁止されています。
しかし、悪質な業者や違法な業者がルールを守ることはないでしょう。
たった数万円でも利用してしまうと、その後びくびく怯えながら過ごすことになる可能性があります。
現金化業者のなかには、容赦なく怖い取り立てをおこなう業者が存在し、利用者への配慮はありません。
怖い取り立てにあいたくない方は、怪しい業者や違法な業者を利用するのは避けた方がよいでしょう。
鳴りやまない着信
よく聞かれるトラブルとして、鳴りやまない着信があげられます。
着信拒否すれば済むんじゃないのかと考えている方は、甘いです。
新しい電話番号でかけてくることもあり、着信拒否をしたら逃げられると安易に考えるのは危険です。
また、個人の携帯電話だけならば電話番号を変えたり、着信拒否をすれば逃げられる可能性もあるかもしれませんが、自宅や職場にもしつこく電話をかけてくるケースがあります。
個人の携帯のみならず、自宅や職場にもひっきりなしに電話がかかってくるのは、相当なストレスでしょう。
さらに、鳴りやまない着信で危険なのは、日常的な利用にも支障をきたしたり、家族や職場に利用が発覚したりするきっかけになることです。
最悪の場合、職を失う覚悟も必要かもしれません。
個人情報流出の可能性
怪しい業者や違法な業者を利用した場合、個人情報流出のリスクにさらされます。
現金化業者は、審査の名目で利用者からさまざまな個人情報を取得します。
具体的には、氏名、生年月日、住所、電話番号、勤務先などです。
取得した個人情報が適切に扱われれば問題ありませんが、闇金まがいの業者が個人情報を適切に扱う可能性は低いでしょう。
個人情報は取り立てに利用されるだけではなく、ほかの闇金や悪徳業者に売られることがあります。
個人情報を売られたことが原因で、新たな詐欺被害に遭うなど二次被害に巻き込まれるケースもあります。
闇金業者とトラブルになり、さらに詐欺被害にも遭ってしまっては目も当てられません。
即日現金化するための審査と言われるとついつい個人情報を教えてしまいたくなる気持ちもわかります。
しかし、聞き馴染みのない業者や怪しい業者に個人情報を求められたときは、業者について事前に調査するようにしましょう。
貸金業者としての登録がされていなかったり、検索しても情報が少なかったりする業者は違法な業者である可能性が高いため注意が必要です。
嫌がらせ
嫌がらせも代表的なトラブルの一つです。
代表的な嫌がらせは、家族への嫌がらせです。
利用者本人への嫌がらせも本来ダメですが、無関係な家族への嫌がらせは非常にストレスを感じるでしょう。
家族が恐怖を感じるだけではなく、嫌がらせに耐えかねて家族が崩壊してしまうかもしれません。
たった1回の利用で家族を失う危険にさらされるのです。
嫌がらせがはじまると、簡単にはやめてくれません。
自分と家族を守るためには、怪しい業者や違法な業者に近づかないようにするべきです。
すでに、トラブルになりかけている、トラブルに遭っているという方は下記専門家へ相談してみてください。
高い金利で借金が膨らむ
怪しい業者や闇金同様の業者に関わると、さまざまなトラブルに巻き込まれます。
怖い取り立てや嫌がらせなどのトラブル以外に、高金利により借金が膨らむトラブルに巻き込まれる方も少なくありません。
高金利による借金の増加は、利用者へ大きな負担となります。
なぜ借金が膨らんでしまうのか、原因を確認しましょう。
返しているのは利子ばかり
高い金利を押し付けられていると、たった数万円しか利用していないはずなのに借金が大きく膨らんでしまいます。
借金が大きく膨らむと、いくらお金を返しても借金が減っていかない状態になることがあります。
これは、元金の部分が返済できておらず、利子ばかり返済している状態になっているからです。
そもそも、借金は元金を返済していかないと減っていきません。
返済しているのが利子ばかりであれば、元金は減らず借金も減りません。
返済する際は、元金が減っているのか確認しましょう。
闇金業者が相手の場合、なんとなく返済を進めても元金が減る可能性は低く、気づいていないといつまでも利子だけを奪われ続けます。
いつまでもお金を搾取されたくない方は、元金はいくらなのか、利子はどれくらいなのかなど自分の返済状況についてしっかり把握しておきましょう。
違法な闇金に支払い義務はない
高金利で借金が膨らんでしまうトラブルがあると説明しましたが、そもそも違法な金利で貸付をおこなっている闇金への返済義務はありません。
借金はなんでも返済しないといけないわけではないのです。
闇金で設定されているような高い金利は、利息制限法や出資法に違反していることがほとんどで法的効力は認められません。
また、借りた元金も返済する必要はありません。
民法708条では、不法な原因のために給付したものは、その給付したものの返還を請求できないと定めています。
最高裁判所も闇金の行為は反倫理的行為であり、不法原因給付(民法708条)に当たると判断しています。
そのため、違法な闇金業者は元金を請求できないし、利用者本人も元金を支払う必要がないのです。
闇金の取り立てをゼロにするには
違法な闇金にはそもそも返済しなくてもよいと最高裁判所も判断しています。
しかし、返済しないと悪質な取り立てを受けたり、家族へ嫌がらせをされたりする危険があります。
1日に何十回も職場へ電話をかけてきたり、早朝や深夜に何度も自宅まで取り立てにこられたりしたら、心身ともに疲弊してしまうでしょう。
そこで、闇金の取り立てをゼロにする方法を紹介します。
法律の専門家に相談する
闇金業者からの悪質な取り立てをゼロにしたい方は、法律の専門家への相談しましょう。
具体的には、先払い買取や後払い現金化業者に強い弁護士や司法書士などのプロに相談します。
実績やノウハウが豊富な専門家へ依頼することで、悪質な取り立てや嫌がらせからの解放を期待できます。
警察に相談する方法もありますが、警察は原則民事不介入です。
取り立てについて注意するだけで取り締まるようなことはしてくれない可能性があります。
そのため、取り立てをゼロにしたかったり、根本的な解決を望んだりするのであれば、法律の専門家に相談するべきです。
専門家が交渉してくれる
悪質な業者や闇金業者とのやり取りは、恐怖を感じるため避けたい方が多いでしょう。
法律の専門家へ相談および依頼をすれば、悪質な業者や闇金業者とのやり取りは専門家がおこなってくれます。
利用者本人が交渉すると専門的な知識が足りず、相手にうまく言いくるめられたり、さらなる被害にあったりすることがあります。
個人で交渉するのには限界があり、自分でなんとかしようとするのは危険です。
その点、専門家へ依頼をすれば、被害を最小限にできることに加え、利用者本人のストレスや手間も大幅に減らして相手と交渉をおこなえます。
被害を最小限にしつつ早期解決を期待する方は、下記のような闇金業者に対して実績のある専門家へ依頼しましょう。