金融ブラックでも関係なく即日で現金が手に入ると話題になっているのが、先払い買取サービスです。
しかし、先払い買取は金融庁が注意を促しています。
「先払い買取」現金化に要注意
今回は、話題の先払い買取業者の中でも注目を浴びている「ハピアド」について、最新情報や口コミなどを詳しく解説します。
危険な目に遭いたくない方は、本記事でハピアドの実態を把握しましょう。
すでに困っているという方や今すぐ相談したい方は、下記のような実績のある専門家へ相談してみましょう!
先払い買取のハピアドの最新情報
ハピアドは、商品券やギフトカードなどを先払い買取の対象にしており、即日現金化をうたっている業者です。
日本全国どこからでも24時間年中無休で査定依頼できるとのことですが、本当に利用しても大丈夫なのでしょうか。
ハピアドの最新情報を確認していきましょう。
会社情報
先払い買取業者であるハピアドの会社情報は、次の表のとおりです。
運営者 | ハピアド |
種別 | 先払い現金化 |
代表者 | 不明 |
住所 | 不明 |
電話番号 | 不明 |
営業時間 | 24時間(年中無休) |
公式サイト | https://hapi-ado.com/ |
運営者はハピアドとなっていますが、適切に運営されている会社なのかわからず、公開されている情報だけでは会社の実態がつかめません。
代表者不明、電話番号不明など会社情報が少なすぎます。
掲載されている情報は会社情報として不十分であり、会社もサービスも信頼に値するとは言えないでしょう。
実態
ハピアドは、24時間年中無休でスピード対応を売りにしており、利用を検討してしまう方もいるでしょう。
しかし、公式サイトに書かれている言葉だけを鵜呑みすると想像していたものと異なると後悔する可能性があります。
ハピアドの先払い買取は買取率60%です。つまり、手数料は40%です。
利用したとしても、思っているより現金をもらえない可能性が高いでしょう。
貸金業者の一般的な金利は、年15%から20%です。
ハピアドの手数料は、非常に高いことがわかります。
中身は闇金と同じ
ハピアドの先払い買取は、買取とうたってはいるものの商品の受け取りをしないまま融資を持ちかけています。
やっていることは貸金業者と変わりません。
やっていることが貸金業者と変わらないのであれば、ハピアドは金融庁への貸金業登録が必要です。
しかし、ハピアドは金融庁の公式サイトで検索をかけても見つかりませんでした。
未登録は、闇金に該当します。
ハピアドは、危険な闇金業者である可能性が高いでしょう。
古物商許可は?
中古の品物や商品券などを買い取る場合、一般的に下記の条件を満たさなければいけません。
- 各都道府県の公安委員会から古物商としての許可を得る
- 登録番号をサイト上に表示する
ハピアドの古物商登録番号は「第308959905056号」です。
サイト上に公開されているため条件を満たしているようにみえますが、事実は異なりました。
東京都公安委員会のサイトで調べましたが、登録されているはずの番号は確認できませんでした。
ハピアドは虚偽の古物商登録番号を掲載している可能性が高く、悪質な業者でしょう。
口コミ評判
ハピアドの実態は、会社情報もほとんどない、虚偽の古物商登録番号を記載している怪しい業者だと判明しました。
危険な業者ですが、すでに利用してしまった方はいるのでしょうか?
よい口コミと悪い口コミの両方を確認していきます。
いい口コミ
ハピアドのよい口コミを検索すると、公式サイトにて次のような口コミが見つかりました。
高額な買取価格も魅力的でした。今後も機会あればまたお願いしたいと思ってます。
買取価格も想像以上だったので、良心的な買取サイトだと思います。
いずれもハピアドの公式サイトに掲載されていた口コミですが、実際に利用した方の口コミなのかわかりませんでした。
そのため、よい口コミだからと鵜呑みにするのは危険です。
公式サイト以外にハピアドをポジティブに評価している口コミは見つかりませんでした。
利用者が多かったり、評価の高かったりするサービスであれば、よい口コミを見つけるのは難しくありません。
ポジティブな口コミが見つからないということは、利用者が少ないのではないかと疑わざるを得ません。
したがって、ハピアドは安心して利用できる業者ではない可能性が高いでしょう。
悪い口コミ
インターネットで検索すると、匿名の掲示板で次のような口コミが見つかりました。
ハピアド誰か行った人いる?
>>350
HPから申し込んだら申込完了と同時に
否決のメールきた
ハピアドを利用している方の口コミは見つかりませんでした。
一方で、情報を探るような口コミや、必要事項を入力した時点で弾かれたという口コミが多くみられます。
いずれにしても利用者がいない怪しい業者を利用するのは、非常に大きなリスクを伴います。
ハピアドを利用するとさまざまなトラブルに巻き込まれる可能性が高いでしょう。
すでに悪質な取り立てや嫌がらせなどに悩まされている方は、早急に下記のような専門家へ相談することをおすすめします!
利用したらトラブルに?
ハピアドのような闇金まがいの業者と取引をおこなうと、トラブルに巻き込まれることがあります。
闇金まがいの業者を利用した場合の代表的なトラブル
- 怖い取り立て
- 鳴り止まない着信
- 個人情報流出の可能性
- 嫌がらせ
それぞれ細かくみていきましょう。
怖い取り立て
怖い取り立ては、怪しい業者や違法な業者の代名詞です。
ルールを無視して、禁止されている恐怖を煽るような取り立てを頻繁におこないます。
たとえば、暴力や脅迫を伴う取り立て、深夜や早朝の取り立てなどです。
悪質な業者は、利用者の都合など一切考えてくれません。
毎日怖い取り立てに怯える生活を送りたくない方は、取引することをやめましょう。
鳴りやまない着信
ハピアドのような闇金まがいの業者と取引すると、鳴りやまない着信に悩まされるケースがよくみられます。
闇金まがいの業者は、基本的に複数の固定電話を持っているので着信拒否程度では逃げられません。
しつこく電話してくるため、ストレスも非常に溜まるでしょう。
また、自宅や職場に電話をかけてくるケースもあります。
1度や2度なら問題ないかもしれませんが、しつこく何度も電話してくるため危険です。
家族や職場に取引していたことが発覚するだけではなく、家族崩壊につながったり、職を失ったりすることにつながるでしょう。
個人情報流出の可能性
闇金まがいの業者と取引をすると、個人情報の流出リスクにさらされます。
本来個人情報は適切に扱われるべきですが、悪質な業者はルールを守らず、個人情報をほかの闇金や悪徳業者に売ることがあります。
個人情報の流出を甘くみてはいけません。
流出したことが原因で、新たな詐欺被害に遭うケースもあります。
即日現金化は魅力的であるため、利用したい気持ちもわかります。
しかし、悪質な業者に個人情報を教えると、新たな被害に巻き込まれる可能性が高まります。
嫌がらせ
闇金まがいの業者からの嫌がらせは、過激なものが多く身に危険を感じることもあります。
さらに、嫌がらせは個人だけではなく家族にもおこなわれます。
恐怖を覚える家族がいたり、利用者本人も相当ストレスを感じることでしょう。
嫌がらせを受けた結果、家族が崩壊してしまう可能性もあります。
自分だけではなく家族への嫌がらせにも遭いたくない方は、闇金まがいの業者と取引しない方がよいでしょう。
すでに、トラブルになりかけている、トラブルに遭っているという方は下記専門家へ相談してみてください。
高い金利で借金が膨らむ
ハピアドのような闇金まがい業者を利用すると、さまざまなトラブルに巻き込まれるため危険です。
代表的なトラブルのほかにも、高金利により借金が膨らんでしまうトラブルに巻き込まれる方もいます。
なぜ借金が膨らんでしまうのか、原因を確認しましょう。
返しているのは利子ばかり
借金が膨らむトラブルの原因の一つに、金利の高さがあります。
高い金利を押し付けられていると、たった数万円しか利用していなくても借金が大きく膨らみます。
さらに、借金が増加すると返済しているのが利子ばかりという状況に陥ることがあります。
利子ばかり返しているのは、現金を搾取され続けていることと同義です。
借金は、元金を返済していかなければ減りません。
利子ばかり返済している場合、借金が増える結果を招くこともあるでしょう。
また、膨らんだ借金を返済するために新たな闇金からお金を借りて返済する方もいますが、危険です。
自転車操業的な返済はいずれ破綻します。
違法な闇金に支払い義務はない
高い金利により借金が膨らんでしまうトラブルがありますが、借りたからなんとか返さないといけないと焦る必要はないのです。
違法な金利で貸付をおこなっている闇金への返済義務はありません。
闇金で設定されているような高い金利は、利息制限法や出資法に違反していることがほとんどです。
そのため、法的効力は認められていません。
また、借りた元金も返済する義務はありません。
民法708条で、不法な原因のために給付したものはその給付したものの返還を請求できないと定められています。
最高裁判所は、闇金の行為を反倫理的行為であり、不法原因給付(民法708条)に当たると判断しています。
そのため、闇金まがいの業者は元金を請求できないし、利用者本人も元金を支払う義務はないのです。
闇金の取り立てをゼロにするには
最高裁判所の判断にもあるとおり、闇金業者から借りたお金は返済する必要はないのですが、返済しないと悪質な取り立てを受けることがあります。
恐怖を感じるような取り立てをうけたり、家族へ嫌がらせをされたりすることは避けたいのが本音です。
そこで、闇金の取り立てをゼロにする方法を紹介します。
法律の専門家に相談する
闇金まがいの業者から取り立てや嫌がらせをゼロにしたい方は、法律の専門家への相談しましょう。
先払い買取や後払い現金化業者への実績やノウハウが豊富な専門家へ依頼すれば、悪質な取り立てや嫌がらせを止められる可能性が高いです。
実績やノウハウのない専門家へ依頼すると期待どおりの結果を得られない可能性があります。
警察に相談する方法もありますが、警察は原則民事不介入です。
そのため、悪質な取り立てや嫌がらせだけではなく、根本的な解決も期待できる法律の専門家に相談するのが賢明です。
専門家が交渉してくれる
そもそも闇金まがいの業者と交渉したい方はいないでしょう。
専門家は、闇金まがいの業者と交渉をおこなってくれます。
利用者本人が交渉しても問題はないが、専門的な知識が足りない場合は業者の都合のよいように言いくるめられる危険があります。
個人で交渉することには限界があり、望んだ結果になることはないでしょう。
被害を最小限にし、ストレスや手間などを軽減したい方は専門家へ相談するべきです。