任意整理をすると借金を減額できる、と1度は聞いたことがありますよね。
しかし、任意整理後の状況が想像できないため、迷っている人も多いのではないでしょうか?
この記事では、実際に任意整理した人の体験談を6つ紹介していきます。
記事の後半では、任意整理のメリット・デメリットや、任意整理ができないケースについても解説しています。
任意整理を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
体験談その①買い物依存症で300万円の借金
【Aさん|40代女性・会社員(介護事務員)】
借入先 | 借入額 |
---|---|
クレジットカードA社 | 約80万円 |
クレジットカードB社 | 約50万円 |
クレジットカードC社 | 約80万円 |
A消費者金融 | 約45万円 |
B消費者金融 | 約45万円 |
合計 | 約300万円 |
任意整理前の毎月の返済額 | 任意整理後の毎月の返済額 |
---|---|
約20万円 | 約6万円 |
借金の原因
昔から買い物依存症で、精神科への通院歴もあります。
生活費にまで手を出してしまい、家族には何度も注意されていました。それでも浪費癖が治らず、借金して買い物をするようになりました。
もちろん、家族には内緒です。
私はアルバイトで収入は月10〜15万円程度、夫の収入は月40万円程度です。借金の総額が300万円を超えてしまい、不安になって司法書士に相談しました。
任意整理をしてどうなった?
任意整理前の毎月の返済額 | 任意整理後の毎月の返済額 |
---|---|
約20万円 | 約6万円 |
司法書士事務所にお世話になるのが初めてだったので、相談する前は緊張していました。
しかし、相談が始まると非常に親切なスタッフが丁寧に話を聞いてくれました。借金の理由が浪費癖であるにもかかわらず優しい言葉をかけてくれて、相談してよかったと思いました。
しかも、家族に内緒で任意整理をすることができたので、今のところ借金は家族にバレていません。
任意整理前の借金がバレていたら、離婚するしかなかったと思います。自分のためにも家族のためにも、2度と借金はしないと誓いました。
体験談その②パチンコが辞められず150万円の借金
【Bさん|30代男性・会社員(工場)】
借入先 | 借入額 |
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クレジットカードA社 | 約40万円 |
A消費者金融 | 約30万円 |
B消費者金融 | 約80万円 |
合計 | 約150万円 |
任意整理前の毎月の返済額 | 任意整理後の毎月の返済額 |
---|---|
約10万円 | 約4万円 |
借金の原因
借金の原因は、大学のときから趣味のパチンコです。パチンコを始めたばかりのころは順調で、むしろ儲かっていました。
そこからさらにパチンコに熱中するようになって、気づいたら毎日のように通うようになりました。毎日パチンコをするようになってからは負けることも増えていき、負けを取り返すために借金に手を出したんです。
大学生のときから30万円程度の借金がありました。返済ができなくなって親に泣きついて、どうにか完済しました。
親からもかなりキツく注意されて、大学を卒業するまでパチンコは辞めていましたが、就職してからが借金地獄の始まりです。
就職した会社の同期にギャンブル好きの人がいて、すぐに仲良くなりました。ギャンブル好きの同期にパチンコに誘われて、「自立したし少しくらいならいいか」と軽い気持ちで付いていきました。
久しぶりのパチンコは刺激的で、とても楽しかったのを覚えています。「給料の範囲で打つ」と決めていましたが、毎日パチンコに通う生活になってからは自分を制御できませんでした。
大学生のときよりも資金力があったので、使う金額も大きくなってすぐに借金をするようになりました。
「今日こそ勝てる」と毎日思いながらパチンコを打っていたら、あっという間に150万円の借金を背負っていました。
このままでは毎月の返済額が月収を超えてしまうと思って、司法書士に相談しました
任意整理をしてどうなった?
任意整理前の毎月の返済額 | 任意整理後の毎月の返済額 |
---|---|
約10万円 | 約4万円 |
司法書士に任意整理を依頼すると、「なぜもっと早く相談しなかったんだ!」と思うほど簡単に返済額が下がりました。
一番感謝している点は、取立てがなくなったことです。返済の連絡が来るたびに頭を抱えていたので、大きなストレスから解放されました。
個人的に驚いたのは、相談が無料だったことです。
そもそも任意整理をすることになったのは、相談したときに「Bさんの状況は任意整理がいいでしょう。毎月の返済額は半分以下になりますよ。」と教えてもらったからです。
法律のプロが無料でアドバイスをくれるので、僕と同じような状況の人はすぐに相談してみてください。
司法書士への費用も分割払いに応じてくれたので、そこまで負担になっていません。
体験談その③新規事業の立ち上げに失敗して400万円の借金
【Cさん|30代女性・アルバイト(美容関係)】
借入先 | 借入額 |
---|---|
クレジットカードA社 | 約210万円 |
クレジットカードB社 | 約20万円 |
クレジットカードC社 | 約35万円 |
クレジットカードD社 | 約80万円 |
A消費者金融 | 約55万円 |
合計 | 約400万円 |
任意整理前の毎月の返済額 | 任意整理後の毎月の返済額 |
---|---|
約15万円 | 約5万円 |
借金の原因
美容関係の事業を立ち上げましたが、まったくお客さんが来ませんでした。
事業の立ち上げには借金をしていたので、返済できない日々が続きました。従業員も雇っていたので、すぐに借金は膨らんでいきました。
すぐに閉店するべきでしたが、自分でお店をやるのが夢だったので決断できなかったんです。
いろんな方法を試しましたがお客さんには恵まれず、常に借金のことが頭から離れませんでした。立ち上げスタッフはお店を見限って、すぐに辞めていきました。
借金が400万円を超えて、「自分の力では絶対に返済できない」と思って弁護士に相談することを決めました。
任意整理をしてどうなった?
任意整理前の毎月の返済額 | 任意整理後の毎月の返済額 |
---|---|
約15万円 | 約5万円 |
弁護士に相談したところ、任意整理を勧められました。借金の問題だけでなく、お店のたたみ方まで相談に乗ってくれました。
毎日のようにクレジットカード会社から督促がきていましたが、弁護士に相談するとすぐにストップしました。
任意整理の手続き中は返済も止まるため、精神的にかなり楽になったのを覚えています。残念ながらお店はたたんで、今は美容関係のアルバイトをしています。
大きな借金が残っていますが、任意整理で毎月の返済額は3分の1まで下がりました。借金を完済して、さらに腕を磨いてから、もう一度自分の夢に挑戦しようと思っています。
体験談その④リボ払いでいつの間にか200万円の借金
【Dさん|20代女性・会社員(アパレル系)】
借入先 | 借入額 |
---|---|
クレジットカードA社 | 約40万円 |
クレジットカードB社 | 約10万円 |
A消費者金融 | 約60万円 |
B消費者金融 | 約40万円 |
C消費者金融 | 約50万円 |
合計 | 約200万円 |
任意整理前の毎月の返済額 | 任意整理後の毎月の返済額 |
---|---|
約18万円 | 約5万円 |
借金の原因
私の借金の原因は、収入に見合っていない買い物です。昔からオシャレが大好きで、今もアパレル系の仕事をしてます。
田舎育ちで子どものころは、テレビや雑誌を見て都会のオシャレなお店に憧れていました。就職先は、もちろん東京です。
上京すると今まで我慢していた反動から、月収以上の買い物をするようになりました。
アパレル業界は給料が低いことで有名です。しかし、まわりの友達がブランド物のバックや時計を買っていると、自分も我慢できませんでした。
返済できない状況になってからも、リボ払いで買い物を続けました。いつもクレジットカードで買い物をしていたので、金銭感覚が狂っていたのだと思います。
自分的には「お金を使い過ぎている」という感覚はありませんでした。それでも200万円の借金は、私の収入ではどうにもできない金額です。
リボ払いではまったく完済の目処が立たないため、司法書士に相談しました。
任意整理をしてどうなった?
任意整理前の毎月の返済額 | 任意整理後の毎月の返済額 |
---|---|
約18万円 | 約5万円 |
司法書士に任意整理を依頼して、本当によかったと思っています。初めは不安でしたが、女性スタッフが対応してくれたこともあり、すぐに信頼できました。
特に嬉しかったのは、取立てだけでなく返済も一時的に止まることです。しかも、家族や職場にもバレなかったので、安心しています。
今は任意整理をしたので、クレジットカードが使えません。本来はデメリットですが、浪費癖が治らない私にはちょうどいい薬になると思っています。
任意整理をすると強制的に借金ができない状況になるため、これを気に金銭感覚を正常に戻したいです。
毎月の返済額は5万円と、任意整理前の3分の1以下になりました。5万円であれば、今の私でも返済できる金額です。
これからは、自分の収入の範囲でオシャレを楽しみます。
体験談その⑤コロナで失業して350万円の借金
【Eさん|50代男性・会社員(建設業)】
借入先 | 借入額 |
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クレジットカードA社 | 約160万円 |
クレジットカードB社 | 約90万円 |
クレジットカードC社 | 約70万円 |
A消費者金融 | 約30万円 |
合計 | 約350万円 |
任意整理前の毎月の返済額 | 任意整理後の毎月の返済額 |
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約24万円 | 約5万円 |
借金の原因
コロナウイルスが流行り出す直前に、車や高級時計などの大きな買い物をしていました。その時は、まさか自分が失業すると思っていませんでしたから…。
転職しようとしても私の年齢では中々、再就職先も見つかりづらいため、返済は滞っていきました。貯金もなかったので、転職活動中は絶望感で押し潰されそうになっていました。
また、以前から利用していたリボ払いは元金がまったく減っておらず、利息だけを払っていた状態です。
毎月の返済額を少しでも減らしたいと思って弁護士に相談しました。
任意整理をしてどうなった?
任意整理前の毎月の返済額 | 任意整理後の毎月の返済額 |
---|---|
約24万円 | 約5万円 |
弁護士には偉そうなイメージがありましたが、相談して印象が180度変わりました。相談した弁護士は親身になって私の話を聞いて、適切なアドバイスをしてくれました。
「コロナウイルスが流行ってEさんのような状況の人も増えています。任意整理で生活を立て直しましょう。」と言ってくれて、心が軽くなったのを今でも覚えています。
結果として私の毎月の返済額は、24万円から5万円まで下がりました。利息だけでなく、元金まで減っていくようになったのが一番嬉しいポイントです。
幸い転職先も見つかって少しずつではありますが、完済を目指せるようになりました。
借金に苦しんでいる人は、今すぐにでも弁護士や司法書士などの専門家に相談するべきだと思います。
体験談その⑥FXにハマって180万円の借金
【Fさん|50代女性・主婦】
借入先 | 借入額 |
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クレジットカードA社 | 約80万円 |
クレジットカードB社 | 約60万円 |
A消費者金融 | 約25万円 |
B消費者金融 | 約15万円 |
合計 | 約180万円 |
任意整理前の毎月の返済額 | 任意整理後の毎月の返済額 |
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約16万円 | 約4万円 |
借金の原因
私の借金の原因は、FXです。
そもそも私は趣味もなく、家事や育児に追われる生活をしていました。主婦である私と縁遠いFXに出会ったのは、仲の良いママ友とランチに出かけた時です。
久しぶりに会ったママ友は羽振りが良く、ブランド品を身に付けてランチ代も奢ってくれました。
私が「旦那さんの仕事が上手くいってるの?」と聞くとママ友は「実はFXを始めたの!」とFXの話をしてくれました。
旦那の稼ぎだけで暮らしていた私は羨ましくなって、すぐにFXを始めました。投資額が少ない頃は慎重に行っていたので、少額ですが稼げるようになりました。
自分でお金を稼ぐ感覚が嬉しくて「旦那には内緒にしておいて、もっと稼いでから驚かそう」と家族には話していません。
しかし、投資額が増えるごとに損失額も大きくなっていき、ついに借金までするようになりました。
FXは大きく稼げるメリットがありますが、その分リスクも大きい投資方法です。自分が180万円の借金をしてしまうなんて、夢にも思いませんでした。
恥ずかしくて家族にもママ友にも相談できず、無料相談を実施している司法書士に相談しました。
任意整理をしてどうなった?
任意整理前の毎月の返済額 | 任意整理後の毎月の返済額 |
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約16万円 | 約4万円 |
相談した司法書士は、優しく話を聞いてくれました。
「家族にバレないように手続きを進めていくので安心してくださいね」その一言に私がどれほど救われたか…。
任意整理前はなんとか節約して、毎月16万円ほど返済していました。相談したおかげで毎月の返済額は4万円まで下がったので、家計の方は問題なさそうです。
「離婚されるかもしれない」と漠然と不安を感じていましたが、取立てもなくなったので安心しています。
相談する前は不眠症にも悩まされていましたが、最近は薬なしで眠れるようにもなりました。
任意整理のメリット・デメリット
体験談を知ることで、任意整理の魅力が伝わったのではないでしょうか?
しかし、任意整理には大きなメリットがある反面、デメリットもあります。
任意整理のメリット | 任意整理のデメリット |
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任意整理のメリットは、毎月の返済額が大きく下がることです。
基本的に任意整理後は、将来分の利息が免除され、残った借金を3〜5年かけて返済していきます。そのため、利息の大きい借金には、非常に大きな効果があります。
また、裁判所を通さない簡易的な手続きだけで済むため、自己破産や個人再生のように家族にバレる心配もありません。
ただし、任意整理を利用すると、ブラックリストに登録されます。ブラックリストに登録されると、以下のようなデメリットがあります。
基本的に新たな借入は、最低でも5年はできなくなります。また、保証人の審査にも通らなくなるため、家族に迷惑がかかることもあるでしょう。
ブラックリストについては、以下の記事で詳しく解説しています。
任意整理ができない4つのケース
あまり知られていませんが、任意整理は誰でも利用できるわけではありません。
それぞれ詳しく解説していきます。
3〜5年以内に完済できる収入がない
任意整理は代理人となる専門家と債権者が交渉して、お互いが納得できる条件で和解します。あくまでも私的な交渉なので、法的なルールはありません。
しかし、基本的には「将来分の利息をカット」「残った借金を3〜5年かけて返済」このような和解案になるのが一般的です。
任意整理は借金そのものが免除されるわけではないため、一定以上の返済能力が求められます。
利息が免除されるため毎月の返済は楽になりますが、確実に返済できる状況でなければ任意整理はできません。
債権者が交渉に応じてくれない
先ほども解説した通り、任意整理は私的な交渉です。そのため本来、債権者は任意整理に応じる必要はありません。
債権者からすると、任意整理をすると利息はなくなりますが、借金の元本は確実に回収できます。「安定して返済してくれる」というメリットがあるからこそ債権者は任意整理に応じてくれます。
以下のような状況だと、債権者は交渉に応じてくれないでしょう。
取引実績が短いと債権者にメリットがないため、基本的に交渉には応じてくれません。
また、名義貸しによる借金や、クレジットカードのショッピング枠の現金化などの契約違反を犯している場合は信用されていないため、交渉を断られる可能性があります。
任意整理の手続きは個人でも可能ですが、ほとんどの債権者は弁護士や司法書士に依頼していないと、まともに話を聞いてくれません。
税金や公共料金は任意整理の対象外
いわゆる「借金」に分類されているものは任意整理が可能ですが、税金や保険料、公共料金は対象外となっています。
任意整理できるもの | 任意整理できないもの |
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クレジットカードの利用料やキャッシング、リボ払いは「借金」に分類されるため、任意整理が可能です。
長期間滞納して訴えられている
長期間滞納して、すでに訴えられている場合も任意整理はできません。
債権者が債務者を訴える目的は、給与や財産の差押えです。差押えをすると、債権者は任意整理に応じなくても借金を回収できます。
そのため、すでに訴えられている場合は債権者にメリットがないため、交渉には応じてもらえないでしょう。
しかし、債権者が訴訟を起こしてから、2週間以内に異議申し立てをすれば、任意整理できる可能性はあります。異議申し立てをすると、債権者と裁判で戦うことになります。
手間も時間もかかるため、なるべく早めに弁護士や司法書士に相談しておきましょう。
任意整理の体験談まとめ
この記事では、実際に任意整理した人の体験談を6つ紹介しました。
任意整理をすることで、財産を失うことなく借金の負担を軽くできます。債権者には非常に大きなメリットがあるため、早めに弁護士や司法書士に相談することが大切です。
「司法書士法人ライタス綜合事務所」であれば、何度でも無料で相談できます。
支払い方法も柔軟に対応してくれるため、まとまった初期費用が用意できなくても問題ありません。